過去の日記(2002/2/17〜2002/12/30)

●2002/12/30
 2002年も残りわずかとなりました。今年聴いた音楽、みた映画のベスト5を選んでみました。


 まずは音楽からです。全体的には前半はラップやエレクトロニカ、80年代風といった比較的テンション高めのものをよく聴いていたのですが、後半一転してユルい路線にどっぷりとはまりました。
1.Wilco "yankee hotel foxtrot"
ユルい路線への流れのきっかけとなった一枚でした。ユルくて地味なんですが、どの曲も良いです。特に"Jesus,etc."はストリングス系の音のアレンジがいかにもJim O'rourkeらしくて大好きな曲です。
2.くるり "The World Is Mine"
本当によく聴きました。これのおかげでNewOrderのCDを買いなおして(テープでしか持ってなかったので)、これがワーナーの名盤キャンペーン「もう一枚プレゼント」に当たり、それでマドンナのベストをもらい、エレクトロニカ→80'sへという流れにもつながりました。
3.羅針盤「はじまり」
今までなんでもっと羅針盤をきいてみなかったのだろう、と激しく後悔した一枚です(実際にはこのアルバムで雰囲気が変わったそうなんですが)。プログレっぽい感じもしますが、それよりはグレイトフル・デッドっぽいです。詩も好きです。聴いているとどこかへ連れて行かれてしまうような感覚に浸れますが、車の運転中に聴くのは危なかったです。
4.ライムスター「ウワサの真相」
以前にも書いたとおり、すごいかっこいい!というわけではないのですがいいです。ライブもすごく楽しそうで一度いってみたいもんです。
5.Cornershop"Handcream For A Generation"
ちょっとごちゃごちゃ詰め込みすぎたか?と思えるほど絢爛豪華な一枚です。イントロがヴェルベットアンダーグラウンドの"Sunday Morning"を思わせる曲がよかったです。
 他には、スピッツのカバー集「一期一会」(羅針盤つながり)、ファナ・モリーナ(アルゼンチン音響派なんだそうで、これもどっかに行ってしまいそうなユルさ)、keren ann(ユルいというより気だるく頽廃的)、ベック(ちょっとしんみりしすぎたところが残念)、bjorkのジャズ(これは今年出たものではないけど,,,珍しくて楽しめました)、浜田真理子(ファーストアルバムの再発盤)などをよく聴きました。一時期に比べてメロディがちゃんとあるものをよく聴いてますね。


 続いて映画です(今年公開されていたものというのではなく、今年初めてみた映画です)。

1.けものがれ、俺らの猿と
ナンセンス・シュールものでこれだけ楽しめたのはなかなか記憶にないです。感動的でした。
2.ゴースト・ワールド
哀しさ、寂しさを、じめじめしない乾いた描写であらわしたところがよけいに泣けます。
3.インサイダー
実話を元にしているとのことで、いろいろと考えさせられました。
4.溺れる魚
コメディ/ナンセンス路線の日本映画をみようという気にさせてくれた一本でした。これをみていなかったら「けものがれ」もみなかったと思います。
5.猿の惑星
これ以降は順位をつけるのが難しかったのですが、バランスよく作られていて、とにかく楽しめた「猿の惑星」を5位にしました。
 次点は、チャーリーズ・エンジェル(キャメロン・ディアスの蹴りがかっこよすぎ)、永遠と一日(ちょっと難しかったですが)、PARTY7(大爆笑)、メメント(アイディアはよかった、けどその他がちょっと...)、スターウォーズエピソード2あたりです。
●2002/12/24
スコア
泥棒(怪盗)ものは、やはりどきどきするところがよいです。特に後半の盗みの場面でのニック(ロバート・デ・ニーロ)の手際のよさ(現実離れによすぎると興ざめなんですが、ちょうどよかったです)がみごたえありました。
ジャック(エドワード・ノートン)も何を考えているのかよくわからない怪しさがうまく出ていて最後の展開まできれいにまとまっていたと思います。

●2002/12/22
PLANET OF THE APES/猿の惑星
ティム・バートンのリメイク版です。映画館でやっているときにみたかったのに行きそびれていて、やっとみれました。おもしろかったです。ティム・バートン作品は細かいところにこだわりながらも、みる人の目を忘れずサービス精神旺盛で手堅く楽しめますね(ちょうど10年ぶりくらいにみた「ビートルジュース」も再び楽しめましたし)。この作品でも、一作目の結末を知っている人でもちゃんと楽しめるようになっていました。

●2002/12/16(追記)
 ご指摘ありがとうございました。MOREインターネット設定の説明書、こっそりと(?)修正しました。時間ができてやっとのバージョンアップだったのですが、すごい偶然に驚きました。
●2002/12/16
 MOREインターネット設定を更新しました。
●2002/12/14
ゴーストワールド日本公式サイト
いい映画でした。ちょっと感動しました。世の中に絶望感を抱きながら高校を卒業した主人公イーニドは、人を殺すわけでもなく何かを破壊しまくるわけでもありません。淡々として逆にコメディっぽい描写が多いのですが、よけいに痛々しいほど虚無的で破滅的な気持ちが伝わってきました。
同じような気持ちをもっていた高校生のころにみていたら泣いていたかもしれません...。"GHOST WORLD"というタイトルも寂しげでいいですね。
ロスト・ソウルズ
ウィノナ・ライダーが悪魔祓いの助手役で出ているという以外には期待せずにみました。悪魔もののワンパターンな展開ながら、映像がかっこよくて怖い雰囲気を盛り上げ、テンポよくラストへとすすんだのですが....。
ラストがあっけなかったのが残念でした。それ以外は気に入っていただけに惜しかったです。あとウィノナ・ライダーファンとしては「ウィノナ・ライダーってやっぱりいいな」と素直に思える映画もみたいです。

●2002/12/13
パールハーバー
最後の一時間は「はい?」という感じ、ときいていたこともあり驚きはしませんでしたが、それでも「え?」とは思ってしまいました。舞台だけは真珠湾ですがインディペンデンスデイとかと同じような話でした。アメリカが突然強い敵に襲われ、大統領以下勇敢な若者が無謀な反撃に出て、勝利をつかみとる、というパターンです。そう思ってみれば日本軍の描写が変なのもわかりやすい演出とみれます。
恋愛ものの要素を取り入れてはいるものの、肝心のヒロインが怖いのと何を考えているのかよくわからない(超合理主義?)ので逆効果です。興行的には効果はあったのでしょう。
ターン
交通事故に遭遇した主人公が同じ日を繰り返す不思議な世界に迷い込む、という話です。不思議な出来事といい話、という点ではなんとなくゴーストを思い出しました。ただキャストも描写も地味すぎてあまり満足できませんでした。それほど微妙な味わいのある映画になるとも思えないので、もっとわかりやすい味付けでもよかったのではないでしょうか。

●2002/12/1
RED SHADOW(赤影)
忍者アクション、ストーリーがどちらも中途半端でした。赤影がとぶところだけはかっこよかったのですが。忍者ならではの渋い話と、かっこいいアクションが楽しめ、大人の鑑賞にたえるような映画がみたかったです。

●2002/11/17
ミート・ザ・ペアレンツ
ちょっといけてない男が結婚を許してもらおうと、恋人の両親(父親はロバート・デ・ニーロ)に会いに行くコメディです。すごく大事なものが思い入れたっぷりに紹介されてそれを主人公がぶちこわす、というパターンがみえみえだったので、もっと大げさにやった方が笑えたのでは?

●2002/11/14
 いつも途中で寝てしまうHR。今日はなかなかおもしろかったです。ああいう不毛な選挙とその駆け引きって小学生とか中学生の頃確かにありましたね。


弾丸ランナー
何がおもしろいと思ってこの映画を作ったのかがまったくわかりませんでした。タイトルからちょっと期待していたのですが...。

●2002/11/13
 映画の感想です。
けものがれ、俺らの猿と
徹底したナンセンス。町田康の原作だから当たり前かもしれないのですが、その無意味さのパワーに圧倒されました。ものすごくばかばかしい中にもちゃんとめりはりはあって、ラストで主人公が焼きそばを作るシーンにはなぜか感動すらおぼえました。大好きな映画です。挿入曲にゆらゆら帝国、エンディングテーマはAsa-chang&巡礼、と音楽もよかったです。
永遠と一日
「ベルリン天使の詩」のブルーノ・ガンツが出ていたので、軽い気持ちでみたのですが、ずっしりとした映画でした(ストーリーなどはこちら)。正確にこの映画の描こうとするものを理解できたようには思えなかったのですが、みている間ずっと心が締め付けられるような寂しさを感じました。美しい映像もしんみりと心に染みてくるようで印象的です。言葉で説明できないながら、知らず知らずのうちに泣いてしまいそうになりました。もう一度みてみたい映画です。
隣のヒットマン
フレンズのチャンドラー役のマシュー・ペリーが主演です。日本ではブルース・ウィルスが主演かのように扱われていましたが...。だいたい予想はしていましたが、ほのぼのしていて安心してみていられる映画でした。
リトル・ニッキー公式サイト
バカ路線の映画でそこそこ楽しめました。ただアメリカのワイドショー的なネタと思われるギャグなど、知っていればもっと楽しめたのでしょうね。「ビルとテッドの地獄旅行」くらいバカ路線でも良かったのではないでしょうか。やっぱりオジーオズボーンは地上最強の男なんでしょうか。
ギター弾きの恋公式サイト
邦題違い、という感じの映画でした。すごく渋くて切ない映画だと思ってみたのですが、単なるエメット・レイいう変人ギタリストの人生を描いた作品だったようです。ショーン・ペンの怪しい雰囲気はよかったです。
キャストアウェイ公式サイト
一発芸路線の映画です。無人島に一人たどり着いて生きのびる男、という設定とトムハンクスがこれを演じるために減量した、ということ以上には見どころがありませんでした。

●2002/11/12
 TVジャンキーを更新しました。日をまたがる付近の番組データが重複することがあるバグを修正しました。

●2002/11/6
 ノートパソコンを買いました(買ったのは10/20です)!
 寒がりの私のためにもう1ヶ月前くらいからこたつが登場していたのですが、デスクトップのパソコンをさわるためにはこたつから出ないといけません。こたつに入った時点でそこから出られなくなり、ぼーっとこたつで丸まっているだけでそのまま眠ってしまう、こたつ廃人状態が続いていました。ノートパソコンがあればこたつから出なくてももっといろいろなことができます。
 MOREの開発その他も最近滞っていたのですが、徐々にこのノートパソコンでやっていきたいと思います。メールの返事なども溜まってしまっているのですが、こちらもあわせてもうしばらくお待ちください。

 「TVジャンキー」で取り込んだ番組が重複してしまうバグが見つかっています。現在調査中です。

●2002/9/15
 TVジャンキーを更新しました。インターネットTVガイドのHTMLページのタグが一部変更されたことに対応しました。

●2002/9/14
 TVジャンキーですが、なぜかページの解析に失敗するようになっているようです。ぱっとみはインターネットTVガイドのページの内容は変わっていないようなのですが...。
 この休み中には対応したいと思っていますので、それまでお待ちください。

●2002/9/1
 ケヴィン・スペイシーが出ている映画を2本です。この人が出ているだけで何か微妙な味がにじみます。
「ペイ・フォワード」
ほんと、これぞアメリカ!という感じの映画なんですが、けなげな子供路線だったこともあり素直に泣けてしまいました。単純な大甘ラストでなかったのもよかったです。
「私が愛したギャングスター」
ケヴィン・スペイシーがこんなに渋くてかっこいいとは!と驚きました。ルパン3世の実写版という感じの、ちょっと現実離れしてるけど渋い映画です。


●2002/8/18
 MOREインターネット設定を更新しました。
 いろいろと忙しかったこともあって、MOREソフトの開発も、MOREソフトについていただいたメールへの返答もずっと滞っていました。メールの返答は順次していきますので、もう少しお待ちください。

 もともと何かきっかけがないとページの更新はしていなかったのですが、気がつけば前回の更新から3ヶ月近くもたっていました。すでに忘れかけているのもありますが、この間にみた映画の感想を、おもしろかった順にかいてみます。
「溺れる魚」
すごくばかばかしいけどおもしろい映画でした。声を出して笑ってしまうところが何ヶ所かあって、3回(飛ばしみを入れるともっと)はみてしまいました。椎名桔平がとにかく最高です。窪塚洋介のゲイ(?)の役も、仲間由紀恵・渡辺謙・宍戸錠もいい味を出していました。他に気に入ったのは仲間由紀恵に協力しているストーカーみたいな人です。キャストでは「ファミレスの変態」ってかかれていました。警察の人だと思っていたのですが....?
「スターウォーズエピソード2」
スターウォーズシリーズでは一番おもしろいと感じました。エピソード1でも思いましたが、ジェダイって本当に強い。でもあんなにたくさんいるとは知りませんでした。
「PARTY7」
これも「ばか路線」です。ばかさという点では溺れる魚よりも上でした。浅野忠信と原田芳雄の変態空間と永瀬正敏、堀部圭壱らのばか空間とが最後につながった瞬間は大笑いしてしまいました。浅野・原田のマークをはずして(?)永瀬の方の物語を展開させておいて、最後に一気に落としたのはうまいと思いました。
「リトルダンサー」
あちこちで高い評価をされているのを知っていたので期待しすぎた分裏切られました。父親が子供のためにプライドを捨てるところとかは泣けましたが、終盤だらだらしたのが残念でした。たまたまみる映画がそうだからなのか、イギリスの大人って怖いです。
「鮫肌男と桃尻女」
「PARTY7」と同じような世界を描いていますが、こちらの方がまともなストーリーがあって中途半端に感じました。
「冷静と情熱のあいだ」
出てくるものがすべて綺麗なものばかりで、その雰囲気がよかったです。あおいがもう少し自分の気持ちをちゃんと言っていれば、あれほどすれ違わずにすんだのでは!?とも思いました。
「リプレイスメント」
ものすごいワンパターンなスポーツものですが、こういうのには弱いです。キアヌ・リーブスもよかったです。
「M:I-2」
アクション映画はかっこよくないとだめです。これはかっこよい雰囲気をうまく作り出していてよかったです。ただ敵が間抜けすぎです。
「X-メン」
展開がもたついてちょっといらいらするところもあったのですが、ミュータントも含んだ全体的なデザインが気に入りました。
「ザ・メキシカン」
ややばか路線で楽しめましたが、すでにほとんど記憶に残っていません...。
「アンブレイカブル」
まさかこのネタだけでは終わるわけないだろうし、どう話が展開するのだろう?と思いながらみたのですが....。ある意味、そのネタだけで終わってしまい力が抜けてしまいました。
「60セカンズ」
車を盗みまくるだけの話です。話が強引すぎてその違和感に馴染めませんでした。ただ最後の大ジャンプのシーンだけはよかったです。


●2002/5/26
 CosmicTripperを更新しました。
●2002/5/6
 WWW天気予報、HTTPライブラリを更新しました。
●2002/5/5
 お知らせし忘れていましたが、geocitiesのメールサービスの変更によって、メールアドレスをukulele_trip@yahoo.co.jpに変更しました。昔のアドレスでも届くようですが、いつサービスが停止されてしまうかわからないので今後は新アドレスへメールください。

●2002/5/4
 TVジャンキーを更新しました。
●2002/4/21
 最近凄いと思ったCMは「グレフル」です。深津絵里が夫婦で4文字に縮めた言葉だけで会話するやつです。普通だと、この会話の奇妙さでみている人の気をひくところまでで終わりそうなのですが、それに加えてちょっと深みのありそうなドラマを感じさせるところがうまいです。この商品がすぐにでもほしくなるようであれば完璧だったのですが。とはいえ、最後の「さんとり」という部分が嫌味すぎるほど、うまいCMです。


 くるりの"The World is Mine"をききました。すごく気に入って、ずっと聴いています。予想以上に曲のバリエーションが多いのに感心しました。中でも(4)World's End Supernovaは昔のNewOrderみたいで懐かしくて大好きな曲です。


 "Tommy February6"をききました。こちらも懐かしさという点で気に入りました。音楽的にどうというものではないのですが、80年台の洋楽風の曲はどれも聴きやすくて息抜きにぴったりです。(3)トミーフェブラッテ、マカロンの怪しいアレンジが気に入りました。


 Marianne Faithfullの"KISSIN TIME"をききました。もう少し渋いものと思っていたのですが期待はずれでした。とくにニコのことを歌った曲(これが目当てだったんですが)がちょっと過剰に感動的な雰囲気になっていて、不満でした。やはりニコには枯れ果てた雰囲気が似合うと思います。


 Brain Donorの"Love Peace & Fuck"をききました。久しぶりにきいたジュリアン・コープの名前、それも正統派(?)サイケ・パンク路線というレビューにひかれたのですが...。これも今ひとつでした。どことなくテンションが低いんです。こういうのはたとえださくてもいいから、とにかくテンション高く、ぐいぐいひきこんでいってほしいです。


 紅花林(べにかりん)をききました。凝った音響効果がなされているらしく、「聴取する上でのご注意」というところに「もし、目まいや平衡感覚の異常がヒアリング中に生じた場合は、無理をせず、軽い運動などを挟んで下さい」「この作品の鑑賞によって発生する、すべての、身体的あるいは精神的な変化や損傷、また再生システムや再生空間の、いかなる損壊、損害からも制作者および出版者は免責されるものとします」とややわざとらしいことがかかれてあります。
 残念ながら車できいている限りはこのような特殊音響効果を感じることはできませんでしたが、なかなかよかったです。異様に高い女性ボーカルに最初はちょっとひいてしまったのですが、何度か聴いているうちに馴染んできてしまいました。少し前に録音されたものだそうで、古臭いセンスも漂うものの前衛的でありながらポップでもあるところが気に入ってます。


 chari chariの"in time"をききました。「すごい」「まったくだめ」とレビューが極端に分かれていたのですが、なんとなくしゃれたジャケットにひかれて買ってしまいました。中身は、私はどっちかというと「だめ」でした。(7)Folk Talesをはじめ後半はわりと好きなんですが、前半がとにかく退屈です。


 Princeの"the rainbow children"をききました。久しぶりのPrinceです。1曲目、出だしはかっこいいんですがその後がだれてしまいます。それが延々と続いてしまってそれで疲れてしまいました。「もう終わりかな」と思ったら「まだ3曲目かよ!」という感じです。もう少しいいところだけに絞り込んで短くしたら良いアルバムになると思うんですが...。

●2002/4/14
 TVジャンキーを更新しました。
●2002/4/13
 大変お待たせしました。TVジャンキーインターネットTVガイドリニューアル対応版をβリリースしました。ただし暫定的な処理で逃げているところがあり、テストも不十分であることからβリリースとしています。
●2002/3/30
 取り込み先のページのURLが変わったため、TVジャンキーの番組表取り込みが行えません。一時的なものかどうかはわかりませんが、現在対応中です。もうしばらくお待ちください。
 インターネットTVガイドは4/1からリニューアルされるようです。対応は、このリニューアルの結果を見てからにしますので、申し訳ありませんが、それまでお待ちください。
●2002/3/8
 お金持ち倶楽部を更新しました
●2002/2/17
 「インサイダー」という映画をみました。タバコ会社の不正を暴こうとする内部告発者(インサイダー)とドキュメンタリー番組のプロデューサがさまざまな圧力に立ち向かっていく話です。はらはらしたり感動したり、とてもおもしろい映画でした。アル・パチーノの渋さが光ります。
 実話に基づいたものとのことですが、タバコ会社の「圧力」というのが凄いです。身の危険を感じさせたり、メディアに過去を暴露したりといった告発者への個人攻撃から、告発を報道しようとするメディアへの巨額賠償請求訴訟などあらゆる手を講じてきます。多少の脚色はあるのでしょうが言論の自由などというものが、実際にはどこまで力を持つものなのか改めて考えさせられました。
 雪印の不正がどんどん暴かれているのは、雪印が弱っているだけで、告発というよりも弱いものいじめのようです。不正は不正だから告発されて当然ですが、弱いものだけを叩いて正義を唱え株を上げようとする者が多すぎるのが気になります(特にメディア)。雪印の不正が小さな問題とはいいませんが、明らかにされない「巨悪」というのはきっとあるんだろうと、この件に関してはとてもさめた目でみています。


 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」をみました。遺伝性の病気で視力を失おうとしているセルマが、同じ病気にかかっている息子に手術をうけさせる費用を得るために必死に働いています。もう少しで手術費用が揃う、というところでためたお金を隣人に盗まれ、取り返しにいったところから悲劇が始まります。ビョーク(もう元Sugar Cubesとは言いませんね)が主演して話題になった映画でかなり期待していました。
 ラストシーンで、絞首台で首に縄をかけられたセルマがうたいはじめ、そのまま刑が執行され、縄で吊り下げられた死体へと変貌します。しかしあたかもセルマの歌が続いているかのように沈黙する死体をバックに字幕でのみ歌詞が流れます。これをどう感じられるかがこの映画の成否の分かれ目だと思います。私には悪趣味な演出にしかみえませんでした。それまでのセルマの描き方がもう少しはっきりしていれば、例えばセルマのミュージカルへの想いが半ば狂気のレベルにまで達していたかのように描かれていれば、壮絶な感動を得たかもしれませんし、それが製作者側の狙いだったと思うのですが。
 何もかも捨てて息子を想うというストーリー、ミュージカルへの憧れ、ビル(お金を盗む隣人)との「秘密」への不自然なこだわり。これらがうまくつながっていればよかったのですが、それぞれがばらばらで、セルマ自身どのように生きたかったのかが理解できませんでした。ミュージカルはセルマの哀れさを際立たせようとする小道具でしかなかったようで、「かわいそうなセルマの物語」以上にはなれなかった映画です。


 「ミッション・トゥ・マーズ」をみました。ブライアン・デ・パルマが「2001年宇宙の旅」にオマージュをささげた作品と、何かで読みましたが、リメイクといってもいいくらいにストーリーまで似ています。「2001年宇宙の旅」が非常に硬質で感情を排除するようなものだったのに対して、こちらは娯楽映画としてとても巧く作っています。最初から最後まで安心してみていられて、途中でさめてしまうこともなく、見終わった後も満足できました。
 謎の部分を、ぼかすのではなく、わかりやすくきちんと映像にして描ききったのにも感心しました。宇宙船内部や火星人の描写もなかなかよかったです。


 ポール・オースターの「偶然の音楽」という本を読みました。妻に去られたナッシュに突然20万ドルの遺産が転がり込みます。すべてを捨てて目的のない旅に出て、まる一年赤いサーブを駆ってアメリカ全土を回り、やがて博打の天才若者ポッツィと出会います。
 結末について詳しくは書きませんが、読み終わったときには衝撃を受け、そのあと泣けました。喪失し続けるナッシュの、真のアウトローが持つ、ぞっとするほど荒涼とした内面が印象的でした。
 真の意味でアウトローになれる人は限られています。アウトローぶっていても所詮、人や組織によりかかってしか生きられない人ばかりいる中で、大金を手にして、すべてを捨てたナッシュは真のアウトローになれたのです。しかしそれは「虚しい自由」にしかすぎなかったようです。


 ライムスターの「ウワサの真相」をききました。前作「リスペクト」もそうだったのですが、最初聴いたときに「かっこいい」と感じる曲はなくて、全体的に地味な印象を受けるものの、何度も聴いているうちにどんどん馴染んできます。派手ではないけどきちんと作ってある、といったところです。(14)「The Showstopper」、(15)「ツーリング・ブギー」あたりが大好きです。


 MercuryRevの"Deserter's Songs"をききました。昨年に出た新作の評価が高く、その中でもよく取り上げられていたのがその前作となるこのCDです。かなり評価が高く期待していたのですが、だめでした。古いニューウェーブの焼き直しくらいにしか聴こえませんでした。ニューウェーブに狂っていたころ聴けばよかったのかもしれませんが...。


 Great3の"When You were a beauty"ををききました。テレビに出演していたのを偶然見て、そこでかかっていたRubyという曲がかっこよかったので買ってみました。緻密なつくりがなかなか気に入りました。ゆったりと聴けるユルい感じもいいです。ただボーカルがちょっと甘すぎに感じることもあり、メロディがきれいなところでは私が生理的に受け付けられない雰囲気(小田和正とか...)と紙一重になるのが惜しいところです。

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過去の日記(〜2000/11/14)

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