過去の日記(2000/12/31〜2001/5/30)


●2001/5/30
 デジタルビデオで撮影したデータがあったので、先週末はデジタルビデオ編集で遊びました。15万円もしないパソコンでこれだけいろいろ遊べるのに驚きました(ソフトも付属のものを使いました)。家族のひんしゅくを買いながらもパソコンにかじりついていました。好きな音楽をつけてみたり、タイトルを入れてみたり、やりだしたら止まらないです。素材さえあれば一生飽きないような気がします。でも他にもいろいろやりたいことがあるので一生やってるわけにはいかないです...。
 できあがったムービーは当然、MPEG4コンバータでザウルスで見られるデータにしました。パソコンで見るより画質などは落ちるのですが、手元で、ヘッドフォンをつけて視聴する、ということでより入り込んで見られますね。

●2001/5/7
 ピチカートファイブの「さ・え・らジャポン」を聴きました。これは良いです。いろいろな雑誌でのレビューからだいたい内容が予想できてしまったこともあり、見送ろうと思っていたのですが聴いてみてよかったです。
 贅沢を言えばやはり予想したものに近かったので、これをもっと裏切って欲しかったです。とはいえ日本をネタにあちこちに散りばめられた遊びや、多彩なゲストに意外なことをやらしてみたりと、聴き終わったときにかなりの満足感があります。
 松崎しげるが抑え目のヴォーカルと機長としてのアナウンスを披露する"nonstop to tokyo"、政治的な意味も取り払って、純粋に一つの曲として見事にカバーした「君が代」、「あいうえお、かきくけこ..」という素朴な歌詞に思い切りおしゃれなボサノバ(あるいはフレンチポップ)風の曲をつけた「愛餓を」(はっぴいえんどのカバー)あたりが好きな曲です。
 他にもメルヘンチックな曲に毒舌の語りを絡ませた「12月24日」は笑えました。「お前のおやじ、駅前でラストクリスマス歌ってたぞ」(ワム!ネタにはとにかく弱いんです)「これ、焼き鳥じゃんかよ!」あたりが特に。


 矢沢永吉トリビュート"JOYRIDE"を聴きました。奥田民生、Sads、少年ナイフ、ギターウルフなどが矢沢永吉の曲をカバーしています。こちらもなかなか良かったです。
 少年ナイフの意外な感じの曲もおもしろかったですが、一番良かったのはギターウルフの「アイ・ラヴ・ユー、OK」!偶然"HEY!HEY!HEY!"に出演していたのをみて「ダウンタウンごときにいじられてたらあかんやろ...」とちょっとがっかりしていたのですが、「やっぱりこいつらは最高だ!」と思い直しました。


 ディジタルの彼岸に「今こそ真のテクノロジーを」を追加しました

●2001/4/23
 休止状態だった「ソフトウエア考察」を「ディジタルの彼岸」に模様替えしました。ソフトウエアの話題に限らずエッセイっぽいことを書いていこうと思います。過去の日記から一部をこちらへ移動させました。


 「ラブストーリー」の2回目を見ました。どうもセリフが全部浮いた感じがします。特に鍋友(香取慎吾)と香乃(優香)のが気になってしまいます。あとは音楽の使い方が変(単にはずしているような)なのもちょっと...。でも今日のラストで美咲 (中山美穂)が崩れ落ちて泣き出すシーンで、イチゴがぽろぽろっとこぼれた演出(美咲の涙がこぼれるように)は良かったと思います。
●2001/4/22
 もうひとつ最近見ているドラマを。「危険な扉」です。1回目、2回目ともに途中からしか見ていないので今ひとつわからないところはあるものの、やたらどろどろした話のようです。ものすごく思わせぶりな秘密がいったい何なのか、気になって見続けてしまいそうです。

●2001/4/18
 こたつ廃人ですが、実はまだ続いています。暖かくなってきてこたつなんて暑いくらいのはずなんですが、なぜかわざわざTシャツ1枚とかになってこたつに入って眠り込んでしまっています。服装で調整してまでこたつに入りたくなってしまう、やはり廃人状態です。

●2001/4/17
 「ラブストーリー」の1回目を見ました。どうしてもケチばかりつけてしまうのですが、気になったところは...
  • 設定がジャック・ニコルソン主演の「恋愛小説家」にちょっと似ている。偏屈な小説家、隣に住む画家(ラブストーリーの場合はイラストレータ志望だけど)など。もちろん違うところもたくさんあるし、そもそも偏屈な小説家のラブストーリーというのもごくありふれたものといえるので、気にしすぎなのかもしれませんが。
  • 偏屈な小説家が徐々に心を開いていく、というような話なのかと思っていたのですが、それにしては康(豊川悦司)が最初からすでに良い人すぎる。どうせならもっとどうしようもなくひどい人物から出発した方が見ごたえもありそうです。美咲 (中山美穂)が、康の小説に対する意見を書いたものを見て、素直に担当になってくれというのはちょっと...(それこそキれて暴れまくるくらいに強烈にひどい奴だと、この先どうなるのか楽しみになるのに)。
  • 康の実家で売っている煎餅、おいしそうです。
 思っていたよりもかなり軽めの話ということみたいです。1回目というのは今後視聴率を稼ぐためにも、2回目以降とは違うつくりになることが多いようなので、とりあえず2回目も見てみようと思っています。


 もうひとつ日本のドラマの話を。NHKで月曜日にやっている「ある日、嵐のように」を見ています。中井貴一、佐藤浩市が検事で、斎藤由貴が中井貴一の妻です。政界を巻き込んだ汚職事件を軸に、学生時代の同級生である中井、佐藤、斎藤の3人の関係などが描かれます。弱い者を救うということを目指して検事になった堀井(中井貴一)と弱い者が嫌いで、強い人間になるために検事になった土屋(佐藤浩市)という対照的な二人の友人関係が良いです。
 今日放送の第3話でいきなり土屋(佐藤浩市)が検事をやめて姿を消してしまうという急展開があって、今後が楽しみです。
●2001/4/10
 散る桜を惜しんで、MI-E1に桜の花びらを浴びさせたりして遊んでいたのですが、それだけでは飽き足らずとうとう以前から計画していたことを実行することにしました。
 サイケデリック・ザウルスへの変身
 MI-C1のときもそうだったのですが、もっと好きな色が選べたら良いのにと思っていました。自分で塗装することも考えたのですが、色だけでなく模様なんかもつけたいものです。
 最近は携帯電話に貼りつける模様のついたシールがあります。これはかなり柔らかいシールのようで、曲面にもちゃんとくっついて、しかもボタンの上からそのまま貼れるそうです。折りたたみ携帯用のものだと大きさもそこそこあってE1にも使えそうです。ただ私が探した限りは豹柄とかイルカの絵とかだけで好みのものが見つかりませんでした。やはりもっとサイケな感じの柄が良かったのです。
 そんなときTooという会社から出ている「クリアラベルG」というインクジェット用の光沢透明の粘着シールを見つけました。これに好きな絵(今回は花柄です)を印字し、MI-E1に貼り付けました。大きさをあわせるのに苦労(特にキーのまわり)しましたが、何とかできました。かなり気に入っていますが、ちょっと良くないと思うところは、
  • 曲面への貼り付けはやや無理があって、ちょっとぼこぼこしているところがある。私はあまり気になっていませんが...。
  • それほど耐久性はなさそうで、使っているうちにシールの端のほうがぼろぼろになってきそうです。
  • シールは剥がせそうだけれど、剥がした後はだんだんねばねばしてきそう。おそらくシールなしの状態には戻せないでしょう(これはどんどん違う柄のシールにしていけば問題なさそうですが)。
  • キーの周りはもう少し根性入れて綺麗に切ればよかった。ごらんのとおりかなりへたくそな切り方になっています。
  • 透明タイプのシールなので、キーの文字などはよく見えるが、下のシルバーが出てしまっている。今度は不透明なタイプのを試そうと思います。
 とはいえ、世界に1台かぎりのMI-E1となって満足しています。次の絵を何にしようか楽しみです。この先どうなっていくのかはまた報告します。
 この他にもやはりTooという会社から出ている「タトゥーシール」という水で貼るタイプのシールも買ったのですが、こちらは試していません。
●2001/4/6
 この冬の間中ずっとそうだったのですが、「こたつ廃人」状態からなかなか抜けられません。こたつに入るとそこから抜け出せずにそのまま眠ってしまいます。夜中の2時とかにまた目がさめてそこから4時くらいまでごそごそしています。
 早くこたつを片付けたほうが良いのですが、それができないところがやはり「こたつ廃人」です。


 ASA-CHANG&巡礼「花」を聴きました。まじめではないと思われる(?)ジャケットからは「いろもの」っぽい雰囲気も漂っていたのですが、とてもよかったです。
 特にタイトル曲の「花」を聴いたときは、久しぶりに良い意味で変な音楽に出会った感じがしました。叙情的なストリングをバックに、詩を朗読する人の声をサンプリングしたものと太鼓(いろんな種類がありそうですが詳しくないので...)が一体となりながら、異様にテンションの高い感動的な雰囲気を作り出していきます。
 詩の朗読にはボアダムズのよしみも参加しています。

●2001/4/2
 土曜日(3/31)のあられには驚きました。東京は雪だったんですね。春の雪とはとても風流です。久しぶりに(学生時代以来)、三島由紀夫の「春の雪」を読みたくなりました。美しく悲しい恋の物語です。
 家の周りではまだ桜は咲き始めという感じです。ザウルスをネタにはできなかったのですが、なんとなく写真をとってみました。

 Matthew Sweetの"GIRLFRIEND"を聴きました。少し前のレコードコレクターズで紹介されていたもので、それまではMatthew Sweetも知りませんでした。どちらかというと落ち着いた、大人な感じの(?)ロックでした。あまり私の好みではないタイプなんですが、聴いているうちにだんだん良くなってきて車の中ではずっと聴いています。

●2001/3/28
MI-E1を囲む人たち とうとうMI-E1ユーザとなりました!少し前にIXY DIGITALも買ったので、うれしくてさっそく撮影してみました。ザウルスをネタにしたアートっぽい(?)写真をどんどんとりたいと思っています。すぐにネタは尽きてしまいそうですが。

 やはり縦アプリに混じってお金持ち倶楽部が横だと気になりますね。縦対応もしていきたいと思います。TVジャンキーももっと仕上げていかないといけませんね。
 が、これに加えてZWCの第3弾のMOREを作ることにしました。名前は"Cosmic Tripper(コズミック・トリッパー)"です(名前が浮かぶと無性に作りたくなってくるんです)。これまでのものよりはもう少し(ほんの少しですよ)汎用性をもたせたHTML切り出しが行えるようなものを考えています。例によっていつリリースできるかは....?です。

●2001/3/25
 少し前ですが、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」をみました。ヴィム・ヴェンダースは「パリ・テキサス」や「ベルリン天使の詩」なんかで好きな映画監督です。音楽と、色の使い方が特に好きなんです。この映画でも映像そのものは気に入りましたが、映画を見る前に「キューバ音楽の本当の姿とかけ離れたものを儲け主義で世界に紹介した」とか、「ライ・クーダのブエナ・ビスタ第2作製作に絡んだ政治献金疑惑」(今月号のミュージックマガジンより)、良くない話を多くきいていたため純粋には楽しめませんでした。
 オマーラ・ポルトゥオンドが歌うところなど好きな場面はあるので、先入観なしに見ていればもっとよかったのだと思います。
●2001/3/12
 「グリーンマイル」をみました。原作にはがっかりしていたのでそれほど期待せずにみたのですが、なかなかよかったです。
 原作は、スティーブン・キングという先入観、相変わらずのえぐい小道具(尿道感染症、上司の妻の病気の描写、電気椅子による死刑執行、コーフィーが口から吐き出す羽虫のような霧など)、次に凄いことが起こりそうに思わせる言い回し、などきっと凄い結末が待ち受けているものという期待で読み続けたのですが、結局裏切られてしまいました。ホラーでなく普通の話として読めばよかったのでしょうが、あれだけ引っ張られると、そうは読めなかったです。
 映画では素直に話を追った展開になっていて、先に書いたような思わせぶりなものたちも目立たないため、普通の話として楽しめます。人間の内面の描き方にはちょっと物足りなさはあるものの(とは言ってもハリウッド映画の基準からみれば十分)、キャスティングも良く、この原作にしては非常によく作られた映画といえるでしょう。
 ディーン役のバリー・ペッパー、プライベートライアンにも出ていましたが、かっこいいですね。独特の存在感があります。


 「ゆらゆら帝国III」をききました。あんまりよくなかったです。「太陽の白い粉」を聴いたあとで聴くと何か既定路線ができあがってしまっているように感じます。
 売れ筋狙いとかいうのとは違って、おそらく好きなことをやってはいるのでしょうがまとまりすぎという印象を受けました。次回は聴いてびっくりするような新しくて、テンションの異様に高いものを期待します。


のっぽん 東京出張で時間が余ったので、東京タワーにのぼりました。学生時代にはじめて東京に行ったときにのぼって以来(高いところが大好きなので)でした。怪しいおみやげを探していると、「のっぽん」というなんかやばい雰囲気のキャラクターを見つけました。さっそく「ポージング・のっぽん」を買いました。好きなポーズにできる!っていう売りなんですが、この短い手足ではできるポーズもかぎられてしまってあまり意味ないです(誇大広告)。

 今週の「アリーmyラブ」でおもしろかったところ。アリーがインターネットで知り合った男性が、33歳だといっておきながら実は16歳だったことからトラブルに巻き込まれます。メールの内容から16歳だとは推測できなかったのか、というところで示された内容が、
好きな映画が「オースティンパワーズ」
好きなテレビ番組が「ドーソンズ・クリーク」
 というものでした(つまりこれらの好みから10代であることが推測できたのでは?ということです)。「ドーソンズ・クリーク」はやっぱり10代に特に人気がある番組なんですね。早く続きがみたいんですが、WOWOWで放送されるのか...。

●2001/3/2
 私の日記には日本の情報がない(?)という感想をもらったのですが(感想お待ちしています)、日本のテレビとかを見ていないわけではないです。
 ちょっと前にも書きましたが、仕事も落ち着いて家に早く帰れたものの、寒くてこたつでテレビを見るくらいしかしなかった時期がありました。おかげで今クールのドラマについては、かなりのものの第1回目を見ました。その感想などを書いてみます。
 「HERO」ですが、これはだめです。主役の二人がまったくいいと思いません。脇役はそれなりにいい味を出しているのですが...。主人公にまったく引っかかるものがないんです。正義感に溢れているのですが、演技のせいなのか人間味があまり感じられません。それなら普通の人間を超越したような凄い人物として描かれていれば魅力的なのでしょうが、私が見た範囲では扱う事件がしょぼすぎてかえって寒い感じがしました。視聴率はめちゃくちゃ良いそうですが...。結局見るのはやめました。
 その点「カバチタレ!」の深津絵里の、現状を割り切ろうとしながらも純粋な希美(常盤貴子)の出現に悩んでいく姿に共感をおぼえます。残念なのが、やはり扱う事件などのしょぼさです。現実離れしていても、丹念に肉付けしていれば気にはならないのですが、そういった努力が「HERO」もそうですが全然足りていないように感じます。このあたりは「ザ・プラクティス」など海外の本格的な弁護士ドラマを見習ってほしいものです。事件そのものは嘘っぽくても、虚構を緻密に描写していくことでそういったことが気にならなくなります。結局これも見ていません。
 「白い影」は何といっても中居正広の演技がひどすぎて、見るに忍びないです。下敷きとなった「白い巨塔」はめちゃくちゃおもしろかったので(学生時代に再放送をみました)、こちらをもう一度みたいです。「女子アナ。」は....、今の自分とはぜんぜん関係ないという感じでやはり見るのをやめました。「ロケットボーイ」は中村雅俊なんかが出ていた「俺たちの旅」(でしたっけ?学生時代にやはり再放送を見ました)あたりの雰囲気に近くて、おもしろそうに思ってみていたのですが放送中断があって何となく見なくなってしまいました。
 そんな中、実は一つだけずっと見続けているドラマがあるんです。それは「2001年のおとこ運」です(今日までこれは誰にも秘密にしていたのですが)。これだけいろんな番組をけなしておきながら、なんでこんな番組を!?と思われるかもしれません。確かに話がおもしろいわけでもなく、何かためになるのでもなく、今クールのドラマの批評なんかにも登場しないくらい注目もされてなさそうな番組なんです。が、その適度なぬるくてたるい感じにはまってしまったのです。主人公のあたる(菅野美穂)やその幼なじみ、妹にふりかかる不幸にしても全然深刻に描かれることもなくひたすらに明るいんです。出てくる人たちもとてもいい人ばっかりでずっと安心して見ていられる感じです。感覚的には小学生とか中学生のころに戻ったような気になります。ドラマの設定が現実から離れている他の番組よりも、この番組の方がはるかに現実を忘れられる気がするのはやはり年をとったということなんでしょうか。天羽良之役の田辺誠一がなかなか役にはまっているように思えます(大人のようで子供っていう雰囲気が)。


 ビデオの録画に失敗して「アリーmyラブ」を一回見損ねました。なんとその間にビリーが死んでしまっていました。その前の話で脳腫瘍と診断されてはいたのですが、あまりの急展開に驚きました。出演者のトラブルかなにかで急な降板だったのでしょうか...。

●2001/2/25
 アメリカに1週間ほど行っていました。ノートPCを持っていって(メールとWWWだけならザウルスでもよかったのですが)インターネットにつなぎさえすれば、ほとんどいつもと同じような情報を得られました。逆に、現地に行ってみないとわからないことというものは昔に比べると少なくなっているように思えました。いずれにしても便利なものです。


 アメリカで"FRIENDS The stuff you've never seen"という番組をみました。途中からしか見られなかったのですが、フレンズの出演者へのインタビューとNG集で構成された番組でした。NG集ではギャグ(?)シーンでギャグをやる人が自分で笑ってしまったり、他の出演者がそれを見て笑ってしまったりと、楽しいものが多かったです。おもしろかったです。日本でも放送してほしいものです。


 本屋で本を立ち読みしてわかったのですが、"The Practice"(関西では水曜日深夜放送中)はテレビ番組の賞を受賞していたり、視聴率も先週はトップだったり、とかなり人気のある番組だったようです。日本(関西)では平日の深夜3:00頃から放送されているのでB級TV番組なのかと思っていました。B級にしてこのおもしろさ、やはりアメリカのTV番組はあなどれないと思っていたのですが....。


 滞在期間中ホテルでTV番組をかなり見ましたが、ずっと見ていると日本のTVと同様、同じような番組が多かったり、悪趣味な番組が多かったりと実際にはそれほどおもしろいものばかりではなかったです(どれもお金はかかっていそうでしたが)。
 日本で放送されているのは、数ある番組の中でもトップクラスのものばかりで、よけいにアメリカのTV番組がおもしろそうに感じられるようですね。


 カミュの「ペスト」を読みました。
 かなりよかったです。読み終えたのが帰りの機内で、疲れていたせいなのかおわりの方ははやたら涙が溢れてきました。
 普通の小説として読んでも十分楽しんだり感動したりできますし、平和な街とそこに住む人々を突然襲った「ペスト」が象徴するものなどについて考えてみるなど、深い読み方をしてもよいですし、よくできた本です。原文の雰囲気というのがどのくらい再現されているのかはわからないですが、淡々とした描写でいて心に切り込んでくるような文体にも感心しました。
 無邪気な絵本のような外見を纏いながら、内容はあまりに合理的な感じの昨今の流行本なんか(別に悪いとは言いませんが)よりははるかに純粋で誠実な本です。

●2001/2/9
 "ONLY FOR THE MINDSTRONG"(THA BLUE HERB RECORDINGS)を聴きました。THA BLUE HERBが立ち上げたレーベルのコンピレーションアルバムです。昔はこういうマイナーレーベルのアルバムは手に入りにくく、レコード屋を探し回る根気もなかったので最初から入手をあきらめていたものでしたが、今はHMVのオンラインショップで簡単に購入できます。便利ですね。
 THA BLUE HERBはラップとポエトリーリーディング(詩の朗読)の中間くらいのもので、詩は青臭い感じがするものの、それも含めて気に入っています。疲れてテンションが高くなっているときに聴くと青い歌詞にも十分ついていけます。「俺に最後までついてくるのは俺だけだし、お前を最後まで見捨てないのはきっとお前だけだ」とか...。
 その他のアーティストの曲はインストばかりだったのは意外でしたが、これらもなかなかおもしろい感じでした。
●2001/2/5
 トップページとソフトウエア考察を引っ越しました(Geocitiesと2箇所に分かれていて面倒だったので)。ついでにちょっとトップページを変えてみました。


 ここしばらくあまりの寒さにこたつから手も出せず、ぼーっとテレビをみていました。最近のバラエティ番組では、芸能人や素人に実際にいろいろなことをやらせて、それを毎週見せる形式のものが特に人気がありますね。私も「筋書きのないドラマ」を見るような楽しみからいくつかは見ていました。
 しかし昔にくらべて、出演する人の人間性とか人間関係を覗き見るようなものが目立ちます。おもしろそうに思える一方で悪趣味な感じで抵抗感もあります。
ディジタルの彼岸へ


 テレビを批判しておきながら、テレビネタなんですが...。関西で先週の金曜か土曜日あたりに「恋は余計なお世話」という番組が放送されました。大竹しのぶと深津絵里が出ていて、一見アメリカのシチュエーションコメディのような、すごく変なドラマ(?)でした。二人が屋根から落ちて鼻血を出して寝ているシーンとかも「そこまでやるか」という感じでよかったです。例のごとくこたつで寝ていた状態からおきて途中からみて、見ているうちにまた寝てしまったので結末はわからずじまいで、次の放送を楽しみにしていたら放送がありません。
 夢で見ただけかと思っていたら、この番組、1/2に関東限定で放送されたもので一度だけの放送だったようです。ビデオも出ているそうなので、もう一度じっくり見てみたい気がします。
●2001/1/31
 トイザラスで骨の模型を買いました。思ったよりもよくできていました(写真よりも色はもっとおもちゃっぽいのですが)。組み立ては関節をつなぐだけでした。

←こちらは全身の写真です。高さは30cmくらいです。
説明書によるとこれに内臓や筋肉をつけることができるようなのですが、そのキットは売っていませんでした。

→こちらは上半身のアップです。娘がかなり気に入ったようで、首から首飾り(?)をかけています。



●2001/1/25
 ここしばらくThe Pastelsの"ILLUMINATI"ばかり聴いていました。これはThe Pastelsの"ILLUMINATION"をいろいろなアーティストがリミックスしたアルバムです。オリジナルはきれいなメロディにアコースティックなギターを中心にしたあっさりした音だけをつけたようなものなので、リミックスのしがいもあります。
 どのアーティストも楽しんでやっているように聴こえます。The Viaductをとりあげたアーティストが多いですが、一番すきなのはIAN CARMICHAELのやつです。リミックスも良いですがオリジナルのメロディの良さも再認識できます。

●2001/1/22
 今さらですが、"Wayne's World"(ウェインズワールド)をみました。ストーリーなどは説明するようなものでもないのですが、随所にロックとか映画の好きな人をにやりとさせるようなシーンが出てきます。楽器店で「天国への階段は禁止」という貼り紙がしてあるところとか、ガースが妄想の中でジミヘンのFoxyLadyを踊るところはかなり笑えました。
 冒頭の「ボヘミアンラプソディ」を車でかけながらみんなでのっているところなんかは学生時代を思い出しました。曲は違うけど、夜食のラーメンを食べに行きながら、よくあんなことしていました。

●2001/1/20
 クリスティナ・リッチが出ているというので"200 cigarettes"(200本のたばこ)をみました。内容は、いろいろな登場人物がそれぞれ別の物語を繰り広げながら、ラストは同じパーティへ集まってくる、という軽いものです。ちょっとしゃれてて、ほのぼのとして(コメディーですから)、見終わったときにはすっきりしました。最近の流行なのかこの映画も80年代が舞台です。
 おもしろかったのはエルヴィス・コステロが本人役で出てたことです(登場人物の年齢によって、すごく好きだという人とまったく知らない人に分かれていました)。コステロには別に興味もないのですが、ちょうど何日か前に友人とコステロの顔のことを話していたのでおかしかったです。実は最初の方でも一瞬(でもこれ見よがしって感じで)出てくるんです。「オースティンパワーズ」にも出てたし、神出鬼没って感じでよいですね。


 NHKで土曜日の夜にやっている「ふたりは最高ダーマ&グレッグ」(NHKの海外ドラマの邦題って変ですよね;アリーといいビバヒルといい)、先週放送分はとてもおもしろかったです。
 ときどきやってくる「ドラッグ、トリップ、悟り」ネタ(ダーマの両親がヒッピーという設定なので)のときはいつもめちゃくちゃおもしろくて大好きです。先週はとうとうグレッグがあっちの世界へいってしまいました。ひっくり返して置いた机の引き出しを開けて、書類が全部下に落ちたシーンは爆笑してしまいました。グレッグの同僚のピートや父親なんかもいつもおもしろいです。
 ダーマ役のジェナ・エルフマンは最近よくCMをしている「僕たちのアナ・バナナ」にも出演しています。
●2001/1/18
 今日の「ザ・プラクティス」(毎日放送)は「アリーmyラブ」にこちらの番組がゲスト出演していた話の続きです。「アリーmyラブ」でその話を見たときに変な終わり方だと思っていたのですが、やはり後編があったんですね。番組をまたいで前編・後編に分かれてるとはなかなか凝っています。両方みてないといけないんですね。
 日本語吹き替えのアリーの声がNHK版と違うのでめちゃくちゃ違和感があります。
●2001/1/16
 年末にPCを買いました。ちまちまと環境を移行してきて、ようやくMOREの開発環境も移行完了しました。さっそくお金持ち倶楽部のバージョンアップにとりかかっています。複数ファイル対応など、要望を多くいただいたものの対応がやっとできそうです。近日中にβ版公開予定です。


 私の「あほあほMI-C1 with オリジナルCE-PT1ホルダー」の写真を公開します。MI-C1のふたにたくさん貼ってあるシールはぼけていてちょっと見にくいかもしれません。CE-PT1ホルダーというのははLEGOのPoliceキーリングで、彼が手でCE-PT1をつかんでいます。。しっかりとケーブルを持ってくれているという感じが気に入っていますが、かばんから取り出すときに引っかかってしまうなど、実用度は0です。となりにいるのがきがえるキョロちゃんです。




 あまりにぼろいデジカメで撮影したのでみにくいでしょうから拡大写真です。



 だからどうした、って感じのものですが。


 最近のKDDI/auのTV CMはおもしろいですね。豊川悦史が「チャックあいてるぞ」と念じるやつは「Night Head」のパロディ(?)ですね。男が洗車機に入る車の天井に乗って頭を洗うやつもなかなか印象的です。こちらも偶然なのかもしれませんが、BIG JOHNのCM(男がジーンズをはいたまま洗車機から出てくるやつ)のパロディのようにも見えます。浅野忠信の携帯電話につけるカメラのCM(背任事件がばれるやつ)も、おもしろいですね。同じカメラ付携帯電話でもJ-Phone西日本の藤原紀香が合コンに行く、というやつはあまりにひねりがなさすぎておもしろくなく、auの方がよけいに良く見えます。

●2000/12/31
 今年の後半は特に仕事がめちゃくちゃ忙しかったです。忙しさのピークでは精神的にもかなりくるものがありました。そんな時に私を癒してくれたものたちのことを書きます。もちろん、ものだけでなくいろんな人たちによってこそ、より癒されたものでしたが。


 「ツァラトゥストラはこう言った」(氷上英廣訳:岩波文庫刊)

  ニーチェです。哲学書だと思って読むと難しそうな気がするのですが、読んだまま自分の都合のよいように解釈していくとかなりおもしろい本だと気づきます。「わかりやすい訳を心がけた」と訳者が書いてあるとおり、平易な文章でどんどん読み進んでいけます。

 この本は現状(人間、世の中)に対する徹底的な否定を出発点としています。しかし最終的には、この嫌悪すべき現状を肯定することになるのです。
 主題の一つである超人を例に説明します。超人というのは人間を超えたもののことです。人間とはさらに先へ到達する過程のものであり、到達する先が超人なのです。現状の人間を否定しながらも(最大の人間も最小の人間とあまりに似ている、とすべての人間を例外なく否定します)、それが超人へ至ることができるという点において偉大であると肯定しているわけです。
 こういった主題を軸に、他にも容赦なく現状を否定・嫌悪し、ただ否定で終わることなく、それを最終的には肯定しながら生きていくための論理が展開されます。
 100%賛同できる内容ではなく、書いてあることに反感を抱くこともあるのですが、多くのことを考えさせられます。

 この1年を振り返って話題になった本などが新聞・雑誌でとりあげられています。時勢を映してか「元気が出る」、「癒される」といった本がよく売れた1年だったようです。「ツァラトゥストラはこう言った」はこれらの本に比べると難解ではありますが、なんといっても狂気じみてスケールも大きく、刺激的です。それに「いかにも」という感じのタイトルの本は読む気がしない(私がそうなのですが)という人でもこの本なら大丈夫でしょう。とにかく心を熱くしてくれる怪書です。


きがえるキョロちゃん

 近田春夫作の「くえっくえっくえっチョコボール」というCMソングを聴いたのはもう10年くらい前だったと思いますが、特にそれ以来キョロちゃんは気になる存在でした。キョロちゃんのチョコボールマシン(中サイズですが)も持っています。
 きがえるキョロちゃんはキョロちゃんにビニールでできた着ぐるみを着せることのできるストラップで、お菓子のおまけです。着ぐるみにはいろいろな動物があって、私はかえるとうさぎを買ってMI-C1につけています。特にかえるはビニールでびよんびよんした手足が触る人の心を癒してくれるようで良いです。


So Far Songs

 有名なところでは山本精一(羅針盤)や「渚にて」が参加している「うたもの」のコンピレーションCD。曲(アーティスト)によってレベルのばらつきはあるものの、楽しめたCDです。
 田中亜矢の「サヨナラの砂」とちょっとべたな感じですが山本精一の「不在のうた」が特に好きです。


矢野顕子"Piano Nightly"

 ピアノの弾き語りのカバー集です。矢野顕子のピアノの弾き語りは何となく適当に弾いているのかな、と思っていましたのですが、「Super Folk Song」という映画の一場面をみて違うとわかりました。自分が理想とする演奏に対し、真剣にそれを実現しようと何度も録りなおしをする場面でした。この場面を思い浮かべながら聴くと、曲毎につけられた歌とピアノの違う表情により注目でき、さらに楽しめます。


PRINGLES

 これは癒してくれたわけではないのですが、かなりはまっているポテトチップスです。普通のポテトだと思って食べたのですが、他のに比べて明らかに中毒性があります。
 食べ過ぎたのか、次の日気分が悪くなって2度と食べたくないと思ったこともあったのですが、気がついたらまた買ってきています。
 ひどいときは食べている途中で意識を失って、気がついたら朝になっていてPRINGLESだけが減っていたこともありました(単に眠くて寝てしまっていただけだとは思うのですが)。
 アメリカ産というのも何か胡散臭くて、「なんかやばいもん入ってるんちゃんか?」と疑ってしまいます。私を破滅へと導くジャンクフードなのかもしれません。
過去の日記(〜2000/11/14)

このページへのリンクはご自由にどうぞ
メールアドレス:ukulele_trip(アットマーク)yahoo.co.jp